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ショッピング枠現金化の種類とそれぞれの違い

ショッピング枠現金化の種類を解説いたします。買取型、キャッシュバック型、買戻型の3つの業態について、仕組みの違いや法的解釈、違法性についてを詳しくまとめています。安全な種類を選びたい人はぜひ頭に入れておいてください。

ショッピング枠現金化の種類について

ショッピング枠現金化の種類?

ショッピング枠現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用して、現金化業者が指定した商品を購入することにより現金を手にすることができるサービスですが、幾つかの種類があることはご存じでしたか?

パッと見は同じように見えても、「実はリスクの高いやり方を選んでいた」なんてこともありえます。
そこでこちらのページでは、ショッピング枠現金化の種類について詳しく解説しています。

①「ネット型」と「店舗型」とは?

ショッピング枠現金化「ネット型」「店舗型」

現金化を行う業者が世に現れたのは今から30年以上前だと言われていますが、当時はお店を構えて営業をする「店舗型」がほとんどでした。
対面でやり取りを行い、その場でカード決済をしてすぐに現金が手に入る便利な方法が話題となり、たちまち利用者が増えていきました。

その後、インターネットが普及し始めてからはwebサイト上で取引が完結するいわゆる「ネット型」が一般的となりました。
現在ではほとんどの業者がネット上で現金化が完結する形で営業しています。

24時間365日スマホ一つで簡単に手続きができるので来店の必要がなく、急を要する人や遠方に住んでいる人や女性等でも利用しやすくなりました。
また業者側にしてみても、幾つもの店舗を構える必要がなくなり、運営コストを抑えられるようになったというメリットが生まれました。

②主流は「買取型」と「キャッシュバック型」

利用者がクレジットカードのショッピング枠を使って業者が指定した商品を購入し、それに対して現金化業者が現金を支払う、これがショッピング枠現金化のお金の流れです。
しかし実際に現金が振り込まれるまでの過程において、「買取型」「キャッシュバック型」という2つに仕組みを分類することができます。
そこで、ここでは買取型とキャッシュバック型の仕組みや、一見似ている「買戻型」についての3パターンの違いを詳しく解説していきたいと思います。

買取型

買取型の仕組み

買取型は、利用者が現金化業者から指定された商品をクレジットカードで購入し、その商品を現金化業者が買い取る形で成立します。
買い取るという名目で、現金化業者が買取代金を現金で支払うのです。

買取型の法的解釈
買取型現金化の仕組み

ユーザー・業者間で売買契約を2回締結します。

①ユーザーが業者から商品を購入する。
②業者がユーザーから商品を買い取る。
③業者から「買取代金」の振込み。
④クレジットカード会社からネットショップへ利用代金の立替払い
⑤利用者からクレジットカード会社へ利用代金の支払い(後日)

俗に言う“リサイクルショップ”の営業形態をショッピング枠現金化に落とし込んだスキー ムです。
中古品を不特定多数の人から反復継続して商品を購入する形となるため、業者側は 「古物商許可」が必要になります。

買取型のまとめ
違法性 あくまで中古品の売買であるため違法性はありません。
ただし、ネット型業者の場合、ネット上の決済で終わり(商品取引の実体が伴わない)というケースが多々見られるため、業者選びには十分な注意が必要になります。
また、悪質業者の場合、“返送した商品にキズが付いていた”“送られて来ない”といった難癖を付けて来るといった手口も確認されています。
買取型を選択する際には、実績のある優良業者に依頼するよう心がけましょう。
商品の内容 家電、ゲーム機、新幹線の回数券、ブランド品、ギフト券などの換金率の高いものが指定される傾向があります。
返送の有無 購入した商品が自宅に届くので、現金化業者へ発送する必要があります。
入金 購入した商品を現金化業者へ発送、到着が確認できた段階で口座に現金が入金されます。
キャッシュバック型

キャッシュバック型の仕組み

キャッシュバック型は、購入する商品に“キャッシュバックのオプションが付いている”という設定の上で、まず業者からの商品購入をします。

例えば、「こちらの商品は10万円ですが、購入した方に8万円キャッシュバックしますよ」 という設定ならば、換金率80%での現金化が成立します。
さらに、買取型のように商品を送り返す必要がありません。

キャッシュバック型の法的解釈
キャッシュバック型現金化の仕組み

ユーザー・業者間で売買契約を1回締結します。

①ユーザーが業者からキャッシュバックオプションの付いた商品を購入する。
②業者がユーザーへキャッシュバックを行う。
③クレジットカード会社からネットショップへ利用代金の立替払い
④利用者からクレジットカード会社へ利用代金の支払い(後日)

キャッシュバック型の営業形態の業者は「古物商許可」は必要なく、通信販売業者を装っていることが多いです。

キャッシュバック型のまとめ
違法性 キャッシュバック型業者の場合も、商品の取引をせずにネット上のやり取りで完結してしまうケースがあり、この場合は現金化を目的とした規約違反とみなされます。
また、買取型は「古物商許可」を取っているため、認可が下りた一定の基準を満たした業者が運営しています。
一方、キャッシュバック型は、業者の質が不確かで、最悪の場合存在しない架空の業者だったということもあります。
商品の内容 買戻型と同様に、ほぼ価値のない商品を用いてやり取りを行います。
返送の有無 購入した商品が後日自宅へ届きますが、現金化業者へ返送する必要はありません。
入金 返送した商品が現金化業者に到着し、確認された段階で口座に現金が入金されます。
買戻型

買戻型の仕組み

買戻型は、名前をパッと見ると買取型と似ていますが、内容は全くの別物です。
まず、利用者はクレジットカードで現金化業者から直接商品を購入します。
ここでポイントになるのが、この商品には“買い戻し特約”や“返品特約”が付いている、という点です。

現金化業者がこの商品を“買い戻す”か、利用者が“返品する”ことで現金のやり取りを行います。
つまり、買戻しや返品を前提にクレジットカードのショッピング枠で商品の購入をし、買戻し時には手数料を引いた分の現金で返すという仕組みです。

買戻型の法的解釈
買戻し型現金化の仕組み

ユーザー・業者間で売買契約を2回締結します。

①ユーザーが業者から特約付きの商品を購入する。
②業者がユーザーから商品を買い戻す、またはユーザーが業者へ商品を返品する。
③業者から「買取代金」「返品代金」の振込み。
④クレジットカード会社からネットショップへ利用代金の立替払い
⑤利用者からクレジットカード会社へ利用代金の支払い(後日)

キャッシュバック型と類似する仕組みで、商品に“特約”を付与することで取引を成り立たせています。

買戻型のまとめ
違法性 買戻型の業態は、同一の店舗で商品の販売と買取を行っていることになります。
この仕組みは法律により禁止されている賭博行為に該当するため、違法性があります。
商品の内容 買取型と異なり、ほぼ価値のない商品を用いてやり取りを行います。
アクセサリー、パワーストーン、書籍、ポストカードなど、業者によりさまざまです。
返送の有無 購入した商品が自宅へ届くので、現金化業者へ返送する必要があります
入金 返送した商品が現金化業者に到着し、確認された段階で口座に現金が入金されます。

業者の見極めが重要!

ショッピング枠現金化の営業業態は幾つかありましたが、買取型が最も安全に利用できる仕組みと言えます。
しかし現在最も多いのはキャッシュバック型の業者です。

違法性が高い仕組みにも関わらず営業を続けている業者もたくさんあります。
悪徳な業者に引っかからないようしっかり見極めなければいけませんね。