クレカ現金化の買取方式とキャッシュバック方式｜安全性、換金率、スピードから比較

クレジットカード現金化は、その取引の進め方で買取方式とキャッシュバック方式の2つに分類することができます。

それぞれの仕組みを簡単に説明すると、以下の通りです。

いずれもショッピング枠を利用して即日で現金化できる点は共通していますが、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説しますので、判断材料として参考にしてください。

買取方式とは

買取方式とは、Amazonギフト券や新幹線の乗車券など、価値が下がりにくく換金性の高い商品をクレジットカードで購入し、それを買取業者に売却して現金化する方法です。

多くの場合はクレジットカード現金化業者や提携の買取業者が買い取りますが、中には購入した商品を一度自宅で受け取り、再送してから買い取ってもらう形式を採用しているところもあります。取引の流れに違いはあっても現金化の仕組みは同じであり、事前に確認しておくと安心でしょう。

買取方式のメリット

買取方式の魅力は、取引の流れがシンプルで余計な手間がかかりにくいことにあります。
配送を伴わない形式であれば商品が自宅に届くこともなく、家族や同居人などに知られるリスクを抑えられます。

また、多くの業者が即日振込に対応しているため、スピーディーに現金を手にできるのもメリットといえるでしょう。購入から入金までの手続きが明快で、無駄な時間を取られない点はユーザーの利便性向上につながります。

さらに、商品を購入して売却するという形を取るため、取引の仕組みが理解しやすく、全体の流れに納得しながら進められるのも特徴です。手軽さ、スピード、分かりやすさを兼ね備えている点が買取方式ならではのメリットといえます。

買取方式のデメリット

クレジットカード現金化業者がそのまま商品を買い取る形式で現金化を行った場合、購入した商品が手元に残りません。現金化目的でのクレジットカード利用はカード会社の規約違反となるため、万が一カード会社から現金化を疑われた場合に、商品が手元にないと正当な取引であることが証明しにくくなります。

また、業者によっては購入した商品を一度自宅で受け取り、指定の宛先へ送り直す形をとっています。その場合、郵送によるやり取りや費用が発生し、即日での現金化が難しくなる可能性がある点は理解しておきましょう。

さらに、法律上の解釈として、クレジットカードで購入した商品の所有権は返済が終わるまでカード会社にあるとされています。そのため、所有権が残っている段階で商品を売却すると横領にあたる可能性が指摘されることもありますが、実際に利用者が罪に問われるケースは稀です。

キャッシュバック方式とは

キャッシュバック方式とは、業者が選定する特典付きの商品をクレジットカードで購入し、その特典として現金を受け取る方法です。この場合、商品の価格とキャッシュバックの金額が必ずしも釣り合うわけではなく、実際に自宅へ届くものは安価なアクセサリーや小物であることが一般的です。

キャッシュバック方式のメリット

キャッシュバック方式の大きな特徴は、振込までのスピードが早い点にあります。クレジットカードでの決済が完了し、商品の購入が確定した時点で特典としてのキャッシュバックが発生するため、自宅に商品が届くのを待たずに現金を受け取ることができます。

この仕組みにより、即日振込に対応している業者が多く、現金化を急ぎたい場合には利用しやすい方式といえるでしょう。振込までの手順がシンプルで分かりやすいことも、安心して利用できる要素の一つです。

キャッシュバック方式のデメリット

キャッシュバック方式では、購入した商品を必ず受け取る必要があるため、家族などに気づかれてしまう可能性があります。ただし、郵送先を配達支店止まりやコンビニ受け取りに指定するなど、受け取り方の工夫次第でリスクを抑えることも可能です。

また、買取方式と違い必ず商品の郵送を伴うため、現金化の際には「送料」が実費として差し引かれます。ただし、換金率自体は比較的高めに設定されることが多いため、送料を考慮しても最終的に損をするケースは多くありません。

一方で、この仕組みは過去に「実質的な貸付」と判断され、無登録営業として貸金業法違反に問われた事例もあります。利用者が罪に問われることは基本的にありませんが、仕組みそのものに法的なリスクが内包されている点は理解しておく必要があります。

キャッシュバック方式で取り扱われる商品

クレジットカード現金化業者がキャッシュバック特典付き商品として選定するものは、比較的安価な商品です。なぜなら、本当に価値の高い商品にキャッシュバック特典を付けて販売してしまうと、業者の利益が残らずに赤字になってしまうためです。

最近ではよりコストや郵送の手間vを削減するために、メールで送れる画像を商品としている業者も出てきています。画像を一つの芸術品と見立てて販売していることになりますが、コストが削減できる分、利用者には換金率で還元されるので、キャッシュバック方式において取り扱われる商品についてはあまり気にする必要はありません。

どちらの方法を選ぶべきか

クレジットカード現金化業者が直接買い取りまで行う買取方式は、商品を受け取る手間が少なく、取引内容が比較的分かりやすい点に魅力があります。ただし、業者によっては商品を一度受け取り再送する形式をとる場合もあり、場合によっては手間やコストが増えて振込までに時間がかかることもあります。

一方、キャッシュバック方式は取引の流れがシンプルという特徴があります。その反面、必ず商品が配送されるため家族に知られる可能性があるほか、過去には「実質的な貸付」と判断されて法的な問題とされた事例もあり、仕組み自体にリスクが含まれる点は否定できません。

双方にメリットとデメリットがありますが、安全性や取引の明確さを重視するのであれば買取方式を選ぶべきと言えます。