ファクタリング

ファクタリングに審査落ちしたらどうする?審査のポイントや利用のリスクを解説!

ファクタリングは資金調達に便利で融資条件の影響を受けにくいことで知られています。しかし、利用したい時にできないことがあります。それがファクタリング会社の審査落ちです。ファクタリングで審査落ちしてしまった原因がよくわからず、複数のファクタリング会社に利用を拒否されてしまう場合があるのです。そこで、ファクタリングの審査落ちする原因や審査落ちのリスクがたとえあったとしても利用すべき魅力などについて紹介します。

助さん
助さん
ファクタリングを使おうとしたら審査落ちになってしまいました。ご隠居、なぜだか御存知ありませんか?
黄門様
黄門様
ファクタリング会社はたくさんあるから、他のところに申し込んで見るとよさそうじゃな。審査落ちしてしまう理由には、さまざまな要因がある。まずはそれを知るのじゃ
ファクタリングの審査に落ちる原因は1つではないのですね
お銀
お銀

ファクタリングとクレジットカード現金化の違い

ファクタリングは、売掛金をキャッシュにすることでクレジットカード現金化とはまったく異なる現金化手法です。企業の資金調達に使われるなど、現金化の対象となる債権やその譲渡について理解を深める必要があります

助さん
助さん
ご隠居、ファクタリングは現金化方法としては有名ですが、ファクタリングとクレジットカード現金化の違いをご存知ですか?
黄門様
黄門様
ファクタリングは売掛金(債権・請求書)を現金化する方法じゃ。一方、クレジットカード現金化は、クレジットカードの利用残高として設定されているショッピング枠を使い現金化するのじゃ。キャッシュバック方式とも呼ばれておるのう。ファクタリングは「債権譲渡」と似ておるが、利用目的やその意味合いが大きく異なるんじゃよ
ファクタリングについて知るには、売掛債権や2社間、3社間取引を必要があります。ファクタリングの性質を理解したうえで現金化をするのが大切ですね
お銀
お銀

ファクタリングとは、ファクタリング会社が提供するサービスで、「売掛債権(売掛金勘定科目)」を現金で買い取る取引のことです。売掛債権は、企業間で取引が行われた際に代金が未回収な状態で保有する債券のことです。例えば、自社商品を卸先に提供した際、提供先の会社に対してその代金の支払いを求める債権が発生します。しかし、それを資金繰りのために支払い期日前にファクタリング会社に2社間、3社間の契約を結び債権を譲渡するのです。通常、売掛金の支払いには数ヶ月を要するため、納入元企業はすぐに現金が支払われません。これをすぐに現金にできるのがファクタリングです。債券のことを請求書に置き換えて、「請求書現金化サービス」と呼ぶ場合もあります。債権と請求書は、企業が納入先に商品取引で請求書を渡すことからファクタリングにおいてこの2つはほぼ同じ意味です。

債権譲渡の目的

債権譲渡は支払いが行われない重大なケースで発生します。それが、資金調達を目的として行われるところにファクタリングとの大きな違いがあるのです。中でも、資金に困った中小企業が利用するケースが増えており、手持ちの売掛債権を現金に換えようとする経営者です。新型コロナの影響で資金調達に苦労している企業は、すでに複数の金融機関から融資を受けていて首が回らないことも少なくありません。そうしたケースでは、ファクタリング会社を利用して現金化することで窮状をしのぐのです。特に自転車操業を続ける企業や連鎖的な貸し倒れが不安視される企業などで現金を準備する有用な手段でしょう。

助さん
助さん
資金に困ってからファクタリングを利用しても間に合うわけですね。
審査落ちしなければ、という前提はありますが基本的に申し込んでから即日で現金化されますね。ただし、必要な項目の中に債権譲渡登記などがあると時間がかかるので要注意です
お銀
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クレジットカード現金化の違い

クレジットカード現金化は、クレジットカードのショッピング枠を現金化する手段です。一般的には、クレジットカード専門の現金化業者が、商品購入と引き換えにキャッシュバックする形で現金を振り込みます。業者の中にはギフトカードを現金化するケースもあるなど、さまざまな特徴を持つ業者が存在します。ファクタリングとクレジットカード現金化の最大の違いは、クレジットカードを必ずしも必要とはしない点です。クレジットカード現金化は所有するクレジットカードのショッピング枠が残っていることで利用できます。一方、ファクタリングは回収していない売掛債権さえあれば、審査を受けて利用することが可能です。このように、ファクタリングはクレジットカード現金化とはまた異なる条件によって現金との取引が成立する仕組みです。

さまざまなタイプのファクタリングがある

黄門様
黄門様
ファクタリングはいくつもあるサービスの中の1つでしかないのは知っておるか?

いいえ、存じ上げません。ファクタリングは1つではないのですか?

黄門様
黄門様
その通りじゃ
ご隠居、私の方からファクタリングの種類について解説させて頂きます。ファクタリングは、金融事業と認定されている3社間ファクタリングや買取の2社間ファクタリングなど通常のファクタリング事業が有名ですね。しかし、給与ファクタリングや商品購入型ファクタリングのように、後で支払いを求めるファクタリング会社の現金化手法が登場しているのです。給与ファクタリングには悪徳業者が存在するなど注意して利用する必要がありますね
お銀
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給与ファクタリングは違法判決が出た

ファクタリングに名前が似ている現金化サービスに「給与ファクタリング」があります。給与ファクタリングとは、ファクタリングで取引する売掛債権ではなく、利用者が受け取る給与を債権として扱うことで現金を受け取るサービスです。実質的には、給与ファクタリングはファクタリングではありません。それはすでに、給与ファクタリングは出資法に違反していることが裁判で示されるなどしたためです。既存の業者は逮捕を恐れて離散し、ヤミ金の一部が業界に残っている状態です。給与ファクタリング業者が対象とするような「給与が債権」というのは該当せず、貸付に当たることが明確化したことが上記の背景にあります。クレジットカード現金化や金融取引のファクタリングなどとはすでに同一視できないサービスとなっています。したがって、ファクタリングを利用する際に間違って給与ファクタリングを利用しないようにすることです。

給与ファクタリングは出資法違反の行為として認定されてしまったので、ファクタリング会社はもちろんですが、利用者も現金が必要だからと安易に手を出さないことが大事ですね。
お銀
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商品購入型ファクタリング

ファクタリングの中には、個人向けに購入した商品の請求書を債権として現金化する業者が存在します。給与ファクタリングとはまた違い、商品代金を後払いで支払う代わりに現金をすぐに入手できるのが特徴です。商品購入型ファクタリングの場合、通常のファクタリングでは発生しない支払い義務が生じることです。商品代金は後で請求するため、債権を渡して現金を振り込んでもらっただけではすべての取引が完了しません。支払いが終わるまで、ファクタリング会社との関係が続くことになります。以上の給与ファクタリングや商品購入型ファクタリングは、共通して返済(商品代金)支払い期間が設定されており、法人や個人事業主が利用するファクタリングとは根本的に違うものでしょう。

商品購入型ファクタリングの場合、給与ファクタリング同様に個人が利用できるのが重要なポイントです。購入手段としてクレジットカードか後払いかの違いで現金化の呼び方が「クレジットカード現金化」、「商品購入型ファクタリング」とそれぞれ違うということですね。
お銀
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ファクタリングで審査落ちする原因

ファクタリングで審査落ちする原因として、審査要件に達していないことです。特に、ファクタリングの審査は中小や零細企業には厳しく、利用金額が高すぎる場合や経営状況が悪いなどの理由から多くの経営者が審査に落ちています。

助さん
助さん
ファクタリングで審査落ちしたのは、審査基準を満たさなかったからでしょうか?クレジットカード現金化のように審査落ちがないと思っておりました
黄門様
黄門様
これはよくある間違いじゃな。通常のファクタリングは、売掛債権というリスクあるものを現金化するため、必ず審査があるんじゃ。しかもその審査は意外に厳しいのじゃ。審査を通過するには、経営の健全さや十分に信頼できる企業の債権だとファクタリング会社に認識してもらう必要があるんじゃ。それに、利用金額が高すぎると1顧客あたりの上限をオーバーしてしまい、利用を断られるケースもあるのじゃ。
ご隠居のおっしゃる通りで、さらに売掛金の期日などが影響してきますね。期日が近いほど信頼できるため、審査に通りやすくなるのです。
お銀
お銀

審査で落ちないためのチェック項目

ファクタリングの審査で重視されるポイントは、債権の期日や債権譲渡登記の証明、企業の取引実績(口座履歴)などです。ファクタリング会社は、売掛債権を現金にする代わりに、その債権の回収が確実性を見込んで信頼して取引をしています。つまり、その債権に支払いなどの問題が後々起こるようであれば、審査の段階で落とすほうがリスクは少ないのです。無理にリスクの高い債券を引き受ける必要はないというわけです。

中でも確実に審査に落ちる原因が「債権の二重譲渡」です。審査の段階でそれが判明すれば利用を断られるでしょう。利用の悪質なケースとして、100万円分の債権を80万円で買取るファクタリング会社のA社とB社に、一方には内緒で黙ったまま債権を現金化する人がいます。すると、100万円の債権で160万円の現金を回収できますが、二重ではないことを前提に利用条件としているA社とB社をそれぞれ騙していることになり、しかもこの行為は後でばれます。最悪の場合は法的な問題が発生し、事件化することすらあります。

助さん
助さん
債権の二重譲渡は告訴されるケースがあるから絶対に使わないことですね。
ルール違反して手に入れる現金にはそれなりのリスクやペナルティがあるのは当然です。
お銀
お銀

ファクタリング会社の審査基準による

上記に加えて、ファクタリングには統一的な絶対基準があるわけではなく、あくまでも会社が独自に決めた相対的な審査基準を利用者がクリアできるかどうかです。実際のところ、同じ条件で同じ利用額で申し込んで審査に通るケースと、まったく通らないケースがあります。その違いから審査に対する厳しさや重視するポイントなどが浮かび上がってくるでしょう。特に利用金額をいくらまで許容しているのかの範囲と企業の経営状況は審査基準に必ず含まれています。利用するファクタリング会社がどの程度審査基準を厳しくしているのか把握して利用することで、行き当りばったりな審査落ちを防ぐことができるでしょう。

ファクタリングのメリット3つ

助さん
助さん
ご隠居、審査落ちすることがあるファクタリングに利用するメリットはあるのですか?
黄門様
黄門様
もちろんじゃ。メリットとして挙げられるものに、短時間に現金を手に入れられること、債権補償の必要がないことなど、現金化で重視される項目を満たしているのじゃ。
ファクタリングは利用することでさまざまなメリットが得られるのですね。これからファクタリングを利用する人は事前に確認しておきましょう。
お銀
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期日前にすぐ現金を用意できる

ファクタリングの最大のメリットは、利用後にすぐ現金が支払われることです。売掛債権の状況とは関係なく、期日前に資金が必要な場合に重宝します。ユーザーニーズから速さは重要な項目となっているため、振込の早期化を行う会社が多いのです。優良なファクタリング会社では入金するまでに即日や翌日と早いのです。事実上、手続きと審査、それから振込手続きまでの待ち時間というわずかな時間で短期資金調達を実施します。ファクタリングを利用する経営者の中には、資金不足で支払期日が迫っているなど切迫した状況に置かれているのです。それがサービスを利用する動機です。何日もかかる金融機関の融資審査や手続きでは間に合わない時はファクタリングが使えます。

金融機関に銀行融資を断られた人でも利用可能

融資は中小企業ではまず審査に通らないことが当たり前と化しています。そのため、融資の審査条件とは切り離して利用できるファクタリングが注目されています。実際のところ、融資で審査に落ちた人がファクタリングを改めて利用できるのは1つのメリットです。金融機関からの融資を受ける場合、保証人や担保、経営の見通しなどさまざまな条件が加味されます。中小企業ではそれらの条件をすべて満たすことは難しく、融資を受けられない、受けられたとしても少額だけという結果に終わるのです。ファクタリングの優れている点は、3社間を除くと、その取引が融資には該当せず、債権取引として現金を受け取れるところにあります。一度、融資を断られた人がファクタリング集めできるというのは大きな意味があるでしょう。

黄門様
黄門様
銀行融資の審査に落ちた場合、その記録は金融機関に共有されることになっておる。ファクタリングの審査は融資の審査落ちに影響を受けないところが良いのじゃ。
まとまった金額を利用できるのはメリットですね。むしろ、ファクタリングは少額利用のほうが難しいくらいです
お銀
お銀

債権補償の義務がない

買取によるファクタリングは、基本的に取引した売掛債権が現金化の対象です。しかし、万が一、納入先からファクタリング会社に代金が支払われなくてもサービスを利用した企業はその負債を保証しなくて良いのです。これは、売掛債権の取引が現金化の時点で完結しているからであり、リスクの少ないメリットそのものです。つまり、現金を受け取った後、たとえ支払いが滞っていたとしても回収の権利を持つファクタリング会社が責任を追うことはないのです。そのために、ファクタリング会社はリスクを下げるために審査で厳しくチェックしているという構図をとっています。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリットは、取引に対して手数料がかかることです。ファクタリング会社によって手数料の割合は異なりますが、通常の2社間取引などでは手数料が高い傾向にあります。手数料が高くなることで受け取れる金額が低くなることは大きなデメリットでしょう。例えば、一度のファクタリングで必要な額をすべて集めたいと考えている経営者がいたとして、手数料が高いせいで一度に全額集まらないことがあります。その場合、複数のファクタリング会社を使わなければならなくなり、時間と手間がかかるうえ、ある程度の損失が出ます。当然、本来入るはずだった代金の7~8割しか現金がなければ、一時的にでもそれは損益として赤字に傾くため痛手です。

助さん
助さん
ファクタリングのデメリットはやはり手数料ですか。手数料率の高くない業者をなるべく使いたいですが、審査基準などとの兼ね合いでファクタリング会社を選ぶ必要がありそうですね

審査に通りそうなファクタリング会社を利用

ファクタリングは審査に通って初めて利用できます。審査に通らなければ、たった1円すら現金を入手することはできません。原則は、いくつかの確認手続きと契約を経て取引が完了します。審査はファクタリング会社に一任されており、現金化できるかは業者選びが大きなポイントです。審査条件を知り、手数料などを吟味したうえで、優良ファクタリング会社を利用しましょう。